スポンサーリンク

iOSのメッセージデータのみをインポート/エクスポートする

シェアする

iMessage_imp_exp

 バックアップについて

iPhoneやiPad等のデバイスは、iTunesやiCloudを使用してデータのバックアップを行うことで、故障や水没等でデバイスが使用できなくなったり、新しいデバイスを調達してデータを「復元」することで、今までと変わらない環境に戻すことが可能となります。

この「復元」によって、連絡先や予定、メール関連(SMS、MMS、iMessage、E-Mail)、写真・動画、iOSアプリ&データ等が戻されるのですが、私のような「Jailbreak(所謂、脱獄)」している場合、余計なデータまで復元されてしまい、本当の意味でのクリーンな環境にはなりません。

そうなると、メール(ここでは、E-Mail以外のメッセージ)だけでも戻したいと思うでしょう?
世の中には同じことを考える方がおり、かつ、それを実現してくれるツールが有るので、とても助かります。

 では、どうするのか?

答えは、以下のサイトで説明されていました。

iBitzEdge のサイト記事
「クリーンインストール後にiOSメッセージアプリだけ復元する方法」

 必要なツール

・iTunes 12.3.3.17
⇒2016/04/23時点の最新版

iTunes

・iBackupBot for Windows
⇒iTunesでバックアップしたデータの内容を表示、インポート/エクスポート可能なツール
※有料ソフトですが、無料トライアル可能

 iBackupBotのインストール

iCopyBotのサイトにて、「iBackupBot for Windows」のトライアルバージョンをダウンロードします。
2016/04/23時点の最新版は、5.3.9です。
ダウンロードサイト

iBackupBot

 iTunesでバックアップ

(1) 既存デバイスのバックアップ
現在使用しているiPhoneをPCとUSBで接続し、iTunesの画面でデバイスのアイコンをクリックし、iPhoneの概要を表示。
バックアップ項目から「このコンピュータ」をクリックで指定し、「今すぐバックアップ」をクリック。
この場合、保存内容によっては、少々時間が掛かると思います。

(2) 新規デバイスのバックアップ
今回購入したiPhone SEをPCとUSBで接続し、アクティベーションを済ませ「Appとデータ」にて「新しいiPhoneとして設定」を選択。
初期設定完了後、iTunesの画面でデバイスのアイコンをクリックし、iPhoneの概要を表示。
バックアップ項目から「このコンピュータ」をクリックで指定し、「今すぐバックアップ」をクリック。
これで、クリーンな状態でのバックアップが作成される。

Windows Vista以降の場合、バックアップの保存先(デフォルト)は以下となる。
⇒C:\Users\ログインユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup
※AppDataは、隠しフォルダであるため、表示するにはファイルエクスプローラの「整理」→「フォルダと検索オプション」を進み、表示タブを選択→「ファイルとフォルダーの表示」項目の「隠しファイル、隠しフォルダー~を表示する」をチェックもしくは、上記の参照サイトに記載されているように環境変数を用いたアクセスする。

バックアップファイルは、英数字によるフォルダ名となっているため、タイムスタンプで最新であるかを判断するといいでしょう。

 バックアップからデータを抽出

iBackupBotを起動するとデータの解析が行われ、バックアップされている内容が、Backupsツリー(左ペイン)に表示される。右ペインには、iPhoneの情報が表示される。
※バックアップの場所は、iBackupBotにて自動的に検知される。

iBackupBot_01

メッセージデータをエクスポートするには、左ペインのBackupsツリーからエクスポートしたいバックアップを選択し、System Files → HomeDomain → Libraryとフォルダを展開する。
Library配下にある「SMS」フォルダを選択すると「sms.db」と「Drafts」が存在しているはず。
「sms.db」ファイルと「Drafts」フォルダを選択して、Exportボタンをクリックし、エクスポートしたいフォルダを指定後、「フォルダの選択」ボタンをクリックする。
無事にエクスポートが完了すると指定したフォルダに「sms.db」ファイルと「Drafts」フォルダが保存されています。

iBackupBot_02
iBackupBot_03
iBackupBot_04
iBackupBot_05

続いて、メッセージで写真等の添付ファイルが含まれているフォルダをエクスポートします。
全ての添付ファイルは、「Attachments」フォルダに入っているため、メッセージのデータエクスポート時と同様に System Files → MediaDomain → Libraryとフォルダを展開します。
Library配下にある「SMS」フォルダを選択すると「Attachments」フォルダが存在しています。

メッセージデータのエクスポート同様に「Attachments」フォルダを選択して、Exportボタンをクリックし、エクスポートしたいフォルダを指定後、「フォルダの選択」ボタンをクリックします。
無事にエクスポートが完了すると指定したフォルダに「Attachments」フォルダが保存されています。

iBackupBot_06
iBackupBot_07
iBackupBot_08

 iPhoneの初期化と復元

ここでは、購入したばかりのiPhone SEを例に手順を記載しているが、既に使用しているiPhoneの場合も同じなので読み替えてください。
上記手順によって、下準備が整ったところで移行先となるiPhone SEの初期化(工場出荷時の状態)を行います。
と言っても元々、iPhone SEには何も入っていないのと、搭載されていたiOSバージョンは、「9.3」であったため、迷うことなく「9.3.1」にアップグレード。

iPhoneを長く使っているとメモリ容量も切迫し、アプリを起動する際にもメモリ不足で起動できない、画像や動画が保存できない等の問題が発生してきます。
特に「実質0円」などで16GBを購入された方に多く見られるようです。
そんなこともあり、心機一転、クリーンインストールして気分もスッキリしたいという方は、「iPhoneを復元…」で工場出荷状態にしちゃいましょう!
ただし、この復元では、最新版のiOSがインストールされてしまう*1ので気を付けましょう。

ここで注意したいのは、脱獄ユーザーにとっては、安易にアップグレードできないということ。脱獄ユーザーにしてみれば何を今更!的な常識なのでした。
※間違えてたら指摘をお願いします。

最新版にしたくない場合は、iPhoneの「設定」→「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」で、現バージョンを維持したままiPhoneを初期化します。

*1 JB(脱獄)ユーザー限定?であれば、古いSHSHがまだ生存していれば救われます。
SHSHの説明については、Tools 4 Hack のサイト記事「脱獄犯の基礎知識3「SHSHってなんなんだ!? 何する物なんだ!? を知ろう!」」を参照のこと

iPhoneを復元したら、設定の際に「Appとデータ」にて「新しいiPhoneとして設定」を選択してください。
iPhoneをPCにUSB接続し、iTunesを起動します。
※「このiPhoneを接続しているときに自動的に同期」がチェックされている場合は、自動起動します。

デバイスのアイコンをクリックして「概要」を表示。
バックアップ項目で「このコンピュータ」を選択し、『今すぐバックアップ』ボタンを押下して、クリーンインストールの状態でバックアップする。
何も入っていないので直ぐに終了。

バックアップされたファイルは、上記手順で説明した『iTunesでバックアップ』に記載したパスへ作成されてるはずです。

iTunes_Main

 メッセージデータをインポート

上記手順にて抽出したメッセージデータをクリーンな状態のバックアップデータへインポートします。
ここでもデータ抽出の際に使用した「iBackupBot」を使い作業を行います。
再度、iBackupBotを起動して、復元直後のクリーンなバックアップファイルを選択します。
System Files → HomeDomain → Libraryとフォルダを展開し、Library配下にある「SMS」フォルダを選択すると「sms.db」が作成されていますが、このファイルへ上書きします。
手順『バックアップからデータを抽出』にて抽出しておいた「sms.db」ファイルのみを選択し、インポートします。
「上書きしますか?」の確認メッセージ(英語です)に対し、「Yes」ボタンをクリックします。

iBackupBot_09
iBackupBot_10
iBackupBot_11
iBackupBot_12
iBackupBot_13

次に「Drafts」フォルダを選択し、Importメニューの▼をクリックして、「Import Folder」を選択します。
「Drafts」フォルダは、元々、空フォルダのため、サイズが0となっています。

iBackupBot_14
iBackupBot_15
iBackupBot_16

最後に添付ファイルが格納されていた「Attachments」フォルダをインポートします。
System Files → MediaDomain → Libraryとフォルダを展開し、Library配下にある「SMS」フォルダを選択します。
バックアップしておいた「Attachments」フォルダを選択し、Importメニューの▼をクリックして、「Import Folder」を選択します。
インポートが正常に行われると「Attachments」フォルダが表示されます。

iBackupBot_17
iBackupBot_18
iBackupBot_19
iBackupBot_20

以上でiBackupBotを使用した初期復元用バックアップデータが作成されました。
今回は、iMessage等のメッセージデータのみでしたが、E-Mailやフォトデータなども対応できそうですね。

 バックアップを復元する

作成したメッセージデータ入りのバックアップデータでiPhoneを復元します。
iPhoneとPCを接続してiTunesを起動し、デバイスのアイコンをクリック。
「概要」を表示後に「バックアップを復元…」をクリックし、作成したバックアップデータを指定します。
バックアップデータで無事に復元されると、一度iPhoneが再起動されるので、再起動後にメッセージアプリでメッセージデータや添付内容が正しく復元されていることを確認できれば作業終了となります。